「美浜発電所3号機事故再発防止に係る行動計画」
の提出について
当社は、2005年3月1日、原子炉等規制法、安全協定に基づき「美浜発電所3号
機二次系配管破損事故について」を、また、経済産業大臣のご指示に基づき
「美浜発電所3号機事故再発防止対策〜より安全な原子力の事業運営を目指し
て〜」を、それぞれ経済産業省、福井県、立地町等に提出しました。
(Insight臨時・第17号にてお知らせ済み)
これらについては、2005年3月3日に開催された「総合資源エネルギー調査会
原子力安全・保安部会第8回美浜発電所3号機二次系配管破損事故調査委員会
(以下、調査委員会)」でご審議いただき、委員の方々から対策を重要度の
観点から整理することなどのご意見、ご指導を賜りました。また、3月10日
に、原子力安全・保安院から再発防止対策の具体化に際しての必要な要件を
お示しいただきました。これらをもとに、当社は、3月14日に開催された第9
回調査委員会に、「再発防止に係る行動計画(骨子)」を提出しました。
(Insight臨時・第18号にてお知らせ済み)
第9回調査委員会でのご意見をもとに内容の充実等を行い、具体的な行動計画
として「美浜発電所3号機事故再発防止に係る行動計画」をとりまとめ、2005
年3月25日、経済産業省、福井県、立地町等に提出しました。
■「美浜発電所3号機事故再発防止に係る行動計画」の概要■
社長の宣言と基本行動方針のもと、全社を挙げて安全文化を築き上げ、
事故の再発防止対策を確実に実施します。
<社長の宣言>
「安全を守る。それは私の使命、我が社の使命」
<基本行動方針>
1.安全を何よりも優先します
(1)経営計画における安全最優先の明確化と浸透
(2)労働安全活動の充実
2.安全のために積極的に資源を投入します
(1)発電所保守管理体制の増強等
(2)積極的な資金の投入
(3)安全の確保を基本とした工程の策定
(4)教育の充実
3.安全のために保守管理を継続的に改善し、
メーカー、協力会社との協業体制を構築します
(1)2次系配管肉厚管理システムの充実
(2)計画、実施、評価等の保守管理を継続的に改善
(3)監査の充実
(4)メーカー、協力会社との協業
4.地元のみなさまからの信頼の回復に努めます
(1)原子力事業本部の福井移転
(2)コミュニケーションの充実
(3)地域との共生
5.安全への取り組みを客観的に評価し、広くお知らせします
(1)再発防止対策を確認し、評価する仕組みの構築
*詳細は下記ホームページ・プレスリリースをご参照願います。
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プレスリリース(弊社ホームページに掲載しております)
●「美浜発電所3号機事故再発防止に係る行動計画」の提出について
http://www.kepco.co.jp/pressre/2005/0325-1j.html