050219  アジアの原子力と日本の対アジア関係をどう考えるか: 今後の市場


昨日開催された第29回講演・研究会(講師:町 末男原子力委員)では、アジアにおける原子力開発の現状と日本の対アジア原子力関係のあり方について大変活発な議論が行われましたたところ、出席者の一人、天野 治氏(原子力学会企画委員、東京電力原子燃料サイクル部)から次のようなメールをいただきました。ご参考まで。このテーマをめぐってさらなる議論の展開を期待します。
--KK
 
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学生のキャリアデザイン、夢支援で、原子力を専攻する学生の専門を生かせる市場はどこか。そのひとつがアジアです。
モノを作って売るだけではなく、ハードとソフトが必要です。
・人材育成支援、
・許認可取得支援
・建設での品質管理支援
・運転補修支援
・燃料取り扱い、廃棄物取り扱い支援
・社会との対話、信頼獲得支援

原子力を幅広く勉強し、エネルギーの需要が著しく、原子力を望んでいるアジアの国々への応援が必要です。

しかし、アジアに出て行く場合にいくつかの障害があります。
1.核不拡散
2.歴史的背景
それをきちんと勉強することも必要です。そして、その障害を人事にせずに、
正面から取り組み、国、外務省を動かし、アジアに出て行くようにすることが大事です。

天野拝