フランスでは成立していますが?
豊田様が六ヶ所再処理工場社長であった時代に六ヶ所再処理工場建設費は3兆
円に膨らみ、その後の代で2兆円に削減されたと聞きました。
建設費が2兆円としますと六ヶ所再処理の値段はトン当り3.9億円(1円/
kWh)でフランスの1.7億円(0.49円/kWh)の2倍、ロシア0.7億円(
0.2円/kWh)の5倍くらいになります。(参照:@コジェマ社パンフレッ
ト、A2003-05-16
ブルガリア・ニュース・ネットワーク(
www.bgnewsnet.com))
フランスのコジェマ社は、2001年より再処理費を0.33円/kWh位に値
下げしており、ワンススルーよりプルサーマルが安くなっていると思います。
この値下げの背景は2001年より電力自由化を迎えたEDF社が中間貯蔵オプシ
ョンを切り札に再処理値下げ要求をしたからと聞きました。(参照:日商岩井原
子力情報2000年8月号)
フランスでやれて日本でやれないのはおかしいと思います。日本のプルサーマ
ル経済性を悪化させた原因は何だったのでしょうか?当時の最高責任者、豊田様
のご意見をお聞きしたいのですが?
2.電事連は「プルサーマルは経営に支障無くやれます」との公式見解ですが?
原子力5円/kWhに再処理1円を追加しても火力の10円/kWhhに比べると
ずいぶん安いと思いますし、高い火力も採用されています。経営には経済性以外
の信用や社会責任の価値も入ると思いますが如何でしょうか?
プルサーマルは将来世代の環境負担となる高レベル廃棄物(使用済燃料とガラス
固化体)の量と有害期間が下記のようにワンススルーより遥かに優れていると思
いますが?
100万kW1年間当りの使用済燃料量 ガラス固化体量 放射能天然U並化期間