Subject: EEE会議(Re: IAEA核査察、日本核武装、プルトニウム)
Date: Sat, 22 Feb 2003 08:25:09 +0900
From: "kkaneko" <kkaneko@eagle.ocn.ne.jp>
各位
ここ数日の議論は、まったく実のあるものになってきていると思います。こういう
議論
こそが、なされるべきであると思います(もっとも昨年初夏頃にかなり出尽くして
いる
のかもしれませんが)。 まっとうな異論があるべきだと思います。ある発言に対
して、
異論が出され、それで漸くことが始まるのではないでしょうか。
このような素地は、国民による‘国があるべき行き先’への目標設定とそれに対し
て
各人がどのような自己責任を取るなり自己犠牲を払うかの問題に誠実に対峙する第
一歩ではなかろうかと思います。
日本の戦後は、核の平和利用(Atoms for Peace)、IAEAのレジームなどにいわ
ば
相乗り(勝ち馬に乗る)するやり方で、すくなくともうわべは経済的な繁栄をして
き
たわけですが、それは分不相応であったとも見えます。そのところを良く見極めな
い
と、そして独自のプリンシプルを確固としてもたないと、これからの国際社会のな
か
でいままでのようなお気楽な繁栄を維持していくことはきわめて困難になるのでは
な
いでしょうか?
ところで「文明評論家」氏の論評には衝き動かされるものがございました。そのこ
と
はまた後ほど述べたいと思います。しかし、このような真っ当な見解を匿名を
もってしかなされないことが残念といえば残念です。
澤田 哲生(東京工業大学)