EEE会議主催シンポジウム
「エネルギー国家戦略と原子力:日本の選択」
●開催趣旨: 別紙1のとおり。
●主催: エネルギー環境Eメール会議(EEE会議)=別紙2ご参照。
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●場所:
●プログラム:
第1部 講演 (13:00-14:10)
森本 敏氏 (拓殖大学国際開発学部教授)
「日本のエネルギー戦略:現状と問題点」
十市 勉氏 (日本エネルギー経済研究所常務理事)
「最近の国際エネルギー情勢と日本のエネルギー政策」
第2部 パネル討論
(14:20-17:00)
○司会:
金子 熊夫氏 (EEE会議代表、元外務省、東海大学教授)
○パネリスト(順不同):
森本 敏氏 (拓殖大学拓大教授、元防衛庁、外務省)
十市 勉氏 (日本エネルギー経済研究所常務理事)
今井 隆吉氏 (元軍縮、クエート、メキシコ大使、杏林大学客員教授)
秋山 昌廣氏 (シップ・アンド・オーシャン財団会長、立教大学教授、元防衛事務次官)
江畑 謙介氏 (軍事評論家)
●出席申し込み方法:
以下のフォーマットによりemailで kaigi@eeecom.jp宛に8月18日までにお申し込みください。
(先着順で、定員オーバーの場合はお断りすることもありますので、予めご了承下さい。)
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私はEEE会議主催「エネルギー戦略シンポジウム」(8月25日)に出席を希望します。
ご氏名: ふりかな:
ご所属(肩書きも):
email address:
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<別紙1>
本件シンポジウムの開催趣旨と狙い
今や電力自由化の時流の中で、わが国の原子力発電はかつてない厳しい状況に直面している。とりわけ核燃料サイクルについては、当面の六ヶ所再処理工場の運転問題も絡んで、国内の各方面で激しい議論が展開されている。しかし、客観的にみて、現在の議論は、国内的な次元の諸要因(安全性についての技術的問題、再処理/直接処分のコスト比較、地元自治体との関係、関係官庁・企業等の信頼性問題等々)に偏しており、国際的な次元の諸要因(石油をめぐる中東情勢、シーレーンの安全問題、中国のエネルギー需要急増等によるアジアのエネルギー安全保障、アジア諸国の原子力導入と核拡散問題等々)への配慮が著しく欠如している。エネルギー問題は本質的に国際政治的な側面を持つ。したがって、こうした国際的な諸要因と国内的な諸要因とを総合的かつ戦略的に分析・把握し、その上で「資源小国」たる日本のエネルギー国家戦略のあり方と、その中で原子力が果たすべき役割について、国民的な関心を喚起し、原子力への支持基盤を拡大することが肝要である。それなくして、国内レベルの議論だけに終始していては、国家・民族の将来を誤る恐れがある。いまこそ、そうした国際的、戦略的な観点から説得力ある議論のできる人材をフルに活用して、全国的な規模での啓蒙的な言論活動を展開することが急務である。
本件シンポジウムは、そのための第一歩であり、今回東京での経験を踏まえ、さらに1〜2年間に全国各地(とくに青森県、福島県、新潟県、福島県等)で順次開催したいと考えている。
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<別紙2>
EEE会議のご紹介
今回のシンポジウムの主催者である「エネルギー環境Eメール会議」(略称EEE会議)は、3年前に外交評論家の金子熊夫氏(エネルギー戦略研究所長、元外交官、元東海大学教授)が創設した市民団体で、電子メールを媒体として、エネルギー、原子力、核、環境問題等々現代の重要課題につき自由な立場で意見交換、情報交換を行うことを目的としている。現在会員は北海道から九州まで全国で約350名で、その中には政界、官界、財界(電力会社を含む)、言論界の有力者も含まれているが、いずれも個人の資格で参加し、連日活発な議論を展開している。これと平行して、EEE会議では最近政策提言活動も行っており、今年6月には「我が国の核燃料サイクル政策に関する提言」(*)を有志会員47名の連名で公表した。このほか、一昨年7月には経団連会館大ホールで「緊急国際会議:エネルギー安全保障と環境保全:原子力の役割」(**)を開催し、国際政治・戦略的観点から原子力の重要性を訴え、内外で注目された。今回のシンポジウムはその延長線上にある。
なお、EEE会議の目的、活動や会員制度等については、ホームページhttp://www.eeecom.jp/に掲載されています。不明な点については下記にご一報下さい。
kkaneko@eeecom.jp
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(*)この提言の全文はhttp://www.eeecom.jp/に掲載されている。
(**)この緊急国際会議は、EEE会議の主催により、2002年7月8日、中曽根元総理、尾身科学技術担当大臣(当時)、ベーカー米国大使、シアソン・フィリピン大使、ウェン欧州議会予算委員長、アペールIEA局長等(以上スピーカー)及び近藤駿介、今井隆吉、秋元勇巳、森本敏、袴田茂樹、伊藤憲一、金子熊夫氏等(以上パネリスト)、村田良平、黒田 眞氏(以上実行委員会正副委員長)等の参加を得て開催された。読売新聞社後援。経団連会館大ホールにおいて、約450名が出席した。この会議の全議事録は、EEE会議のホームページ(http://www.eeecom.jp/)の「国際会議等の記録」欄に掲載されている。